SAFETY / 相談の手前

男性のDV被害と相談の壁 — 「自分は対象外」をほどく

DVの話をするとき、女性被害の深刻さを認めながら、男性の被害を「珍しい」「大げさ」と扱う必要はありません。大切なのは、性別で窓口への入口を閉じず、いまの安全と本人の選択肢を先に確かめることです。

公開 2026.08.06更新 2026.08.06相談先
閉じた相談窓口の前に置かれた空の椅子と吹き出しのイラスト
言葉の重さを、ひとつの向きに決めない。
相談先

相談を止める四つの壁

壁混同されているもの変える一歩
自分は対象外だ被害者像と自分の性別を同一視する窓口の対象と現在の状況を公式に確認する
証拠がない相談することと、立証することを同じにする起きたことを安全な範囲で時系列に残す
話すと大ごとになる情報提供と即時の手続を同じにする相談先の守秘・受付方法・選べる対応を聞く
自分にも悪いところがある責任の検討と暴力の正当化を混同するまず現在の危険と必要な支援を整理する

公式の入口を知っておく

内閣府男女共同参画局は、配偶者からの暴力について、全国共通の電話番号「#8008」で最寄りの配偶者暴力相談支援センターにつながるDV相談ナビを案内しています。同じページでは、24時間の電話相談やチャット等を受け付けるDV相談+も案内されています。利用条件や受付時間は変わり得るため、相談時点の公式ページで確認してください。

相談で伝えると役立つ情報

  • 相手との関係と、同居・別居など現在の状況。
  • 暴力、脅し、監視、金銭、性的な強要など、起きている行為。
  • いま危険があるか、子どもや同居人への影響があるか。
  • 記録や証拠を安全に保管できているか。
  • 相談したいだけか、避難・制度・法的支援まで希望するか。

「どちらが多いか」から始めない

被害の規模や性別差を比べても、目の前の安全は確保されません。比較は制度や予防を考えるときの材料になり得ますが、相談の入口では、誰が被害者かを性別で決めず、何が起き、何が必要かを確認する方が先です。

REFERENCES / 出典

参照した資料

  1. DV相談について内閣府男女共同参画局|閲覧 2026-08-06DV相談ナビ(#8008)とDV相談+の案内、受付条件に関する注意

相談窓口の名称・番号・案内は内閣府男女共同参画局のページを参照しています。受付条件や対応は更新される可能性があるため、最新の公式情報を確認してください。

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